大正7年豪雪とは? わかりやすく解説

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大正7年豪雪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/29 19:26 UTC 版)

大正7年豪雪(たいしょう7ねんごうせつ)は、1917年大正6年)12月から1918年(大正7年)1月にかけて、北陸地方東北地方を中心に発生した豪雪[1]

概要

1918年1月は、各地で暴風雪雪崩などによる被害が甚大であった。「気象要覧第228号 大正7年1月」の冒頭の気象概況には「高気圧は概ね大陸方面に占拠し低気圧日本海方面を通過するもの多く本州日本海方面、北海道樺太等にては連日の降雪を見、積雪深く暴風雪、崩雪等のため多大の惨害を醸せり。」と記述されている[2]。この年の最深積雪は、福井市で170cm、金沢市で143cm、高岡市(伏木)で148cmであった。

新潟県南魚沼郡三俣村(のちの同郡湯沢町)では1月9日に三俣雪崩と呼ばれる雪崩災害が発生し、集落の民家約30棟が巻き込まれて158人が死亡した[3]。さらに1月20日には、山形県東田川郡大泉村(のちの朝日村鶴岡市)の大鳥鉱山で大鳥雪崩と呼ばれる表層雪崩が発生し、飯場などが倒壊して154人が死亡した[4]

脚注

  1. ^ 日本歴史災害事典, p. 420-422.
  2. ^ 大正7年(1918年)1月 新潟県三俣の大雪崩” (日本語). 株式会社ハレックス. 2022年3月3日閲覧。
  3. ^ 新潟県・三俣の大雪崩(1918年1月9日) | 災害カレンダー” (日本語). Yahoo!天気・災害. 2022年3月3日閲覧。
  4. ^ 雪崩災害報告1.

参考文献





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