ロードヒーティングとは? わかりやすく解説

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ロードヒーティング road-heating

耐熱性絶縁被覆施され発熱線を車道歩道連続して込み、その発熱により積雪融かすことまたはその設備

ロードヒーティング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 14:02 UTC 版)

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埋設作業
ロードヒーティングの効果

ロードヒーティングは、道路の融雪及び凍結防止のため路面の温度を上げる施設である。

概要

車道や歩道の舗装内に、電熱線類または温水を循環させるパイプを埋設し、路面を加熱する。気象状況や路面状況によって、断続または連続で運転し防雪、凍結防止目的とした運用方法となる。車両用道路だけではなくバリアフリー対策を兼ねて、市街地の歩道にも設置されている。高速道路では寒冷地以外でも、トンネル出口や橋梁凍結防止の短距離区間に設置される。

過去事例では施工費が高いため、北海道や山間部のように、気温が低く消雪パイプ凍結により、利用できない地域で用いられてきた。設置後もランニングコストが財政を圧迫し、使用を停止する地域も少なくない。温水を循環させる場合の熱源は、清掃工場の余熱や、ガス灯油を燃料とした温水ボイラーを用いるものが多い。ヒートポンプや他の廃熱を利用するものもある。

近年では、維持管理費の問題を解決すべく風力発電水力発電や、路床に手を加えて、地中熱を利用可能にした技術や、海水・湖水・温泉の高温排水といった、自然エネルギーを利用したロードヒーティングの総合的な取組みで、運用費用削減が行われている。

家庭用にも普及し、埋設しない小規模なロードヒーティングがあり、電力会社各社による融雪用電力のための、安価な料金プランが設定されている地域もある。

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