大手メディアおよび欧米での扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/03 13:33 UTC 版)
「ジェンケム」の記事における「大手メディアおよび欧米での扱い」の解説
2007年夏までは、ジェンケムの国際的な認識は、一部のオンラインフォーラムやブログでの投稿と、その中で言及されたニュース報道に限られていた。同年9月初め、フロリダ州ネープルズのある親が、子どもからジェンケムのことを聞きつけ、それを心配して子どもが通うパルメットリッジ高校の校長に相談したことがきっかけとなり、メディアから大きな注目を集めるようになった。 その使用は認められなかったが、校長はコリアー郡保安官事務所にその情報を伝えた。保安官事務所情報局は9月26日、「ジェンケムは今アメリカ中の高校で人気のあるドラッグである」と断定する内部情報報告を発行した。この断定は実際には単なる推測に過ぎず、この時そのような広範囲にわたる使用が認められるようなニュース報道はなかった。この報告は、少なくとも13歳の少年(オンラインでは「Pickwick」のハンドル名で知られていた)の投稿の一部を基にしており、少年はTOTSE(アメリカの掲示板サイト。2009年1月に閉鎖)の Better Living Through Chemistry フォーラムに、糞尿を使用してジェンケムを試してみた旨の投稿を行っていた。 発行前日の9月25日、「Pickwick」はTOTSEコミュニティに対し、「ジェンケムってのは実はでっち上げなのでした」と投稿し、前回のトリップ報告は、実際は小麦粉、水、ビール、およびヌテラを使って糞尿に似せたインチキだったと説明した。また、「オレはうんちのガスを吸ってハイになったことなんてないし。[…] 画像は削除したよ。どっかの物好きが保存してなきゃいいんだけど。オレはただオレがうんちのガスを吸っちゃうガキだと思われたくないだけなんだ。」とも述べたが、画像は保安官事務所の報告に使用されてしまった。
※この「大手メディアおよび欧米での扱い」の解説は、「ジェンケム」の解説の一部です。
「大手メディアおよび欧米での扱い」を含む「ジェンケム」の記事については、「ジェンケム」の概要を参照ください。
- 大手メディアおよび欧米での扱いのページへのリンク