大学生の活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:57 UTC 版)
2021年3月、慶應義塾大学の学生団体「Safe Campus Keio」と一般社団法人「Voice Up Japan」の慶應支部が合同で、「同意がない性的言動は性暴力です」と明記した『性的同意ハンドブック慶應』を発行した。「学内での性暴力は現実に起きているが、入学時のオリエンテーションで性的同意に触れている機会がほとんどない」現実があり、オリエンテーション以外で伝える方法として、ハンドブック作成のきっかけとなった。Safe Campus Keioが学内を調査したところ、「不快なジョークや性の話をされた」り、「同意のない性行為をされた」という声が出てきた。その多くは知人の学生関係で、特に上級生から下級生への性的被害が多かった。しかし、この調査結果から、「被害を受けても学内の相談機関に訴えるケースが少なく、『望まない性的行動』を受けていることが日常的となっている」という。そこで、このハンドブックでは、性的被害を「目撃した第三者」が、できる5つの行動を紹介している。 両団体はSNSでの情報発信や学内での署名運動も行い、後者は「サークルが学校への誓約書と行動計画の提出の義務化」などの成果が上がっている。 関西でも、学生の任意団体「ジェネシス」と京都市男女共同参画推進協会により、性的同意を題材にした『ウィングス京都 ジェンダーハンドブック』が発行された。
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