大学生の成績に及ぼす影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:18 UTC 版)
「Facebookへの批判」の記事における「大学生の成績に及ぼす影響」の解説
2012年2月の時点では、Facebook利用と成績の関係について調べ、ピアレビューされ公表された論文は4つだけある。 調査結果にかなりのばらつきがある。Pasek et al(2009) の論文では、Facebook利用と成績の間には何の関係も見つからなかった。Kolek and Saunders(2008) の論文では、Facebook利用者と非利用者の間の全体的な成績平均点(GPA)には差がないことがわかった。Kirschner and Karpinski(2010) の論文では、Facebook利用者が非利用者よりも低い平均GPAを取ったことが報告された。Junco(2012) の論文では、これらの調査結果の矛盾が明確になった。Junco(2012) における大学生の大規模な標本数では、Facebookや学生の成績に費やされる時間との間に負の相関が発見され、その相関関係の現実世界への影響は無視できるほど小さい。さらに、Junco(2012) の論文では、リンクの共有や友人の様子を見ることはGPAと正の相関があり、ステータス更新は負の相関があった。Facebookの利用方法の違いに着目した違いが4つの論文で評価されたのに加え、Junco(2012) の論文では、学生がFacebookを使用する方法は、学業成果を予測するのにより重要であると結論づけている。
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