大佐町ふれあいバスとは? わかりやすく解説

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新見市営バス

(大佐町ふれあいバス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/29 03:47 UTC 版)

新見市営バス(にいみしえいバス)は、岡山県新見市にて運行しているコミュニティバスである。

なお、新見市に合併前の各町にて運行していた自治体バスについても、この項にて述べる。

概要

  • 元々合併前の大佐町神郷町哲多町哲西町が運行していた町営バスなどを、各町を合併した新見市が引き継いで一まとめにしたものである。
    • そのため、路線は大佐地域、神郷地域、哲多地域、哲西地域に分かれている。
  • 運賃は100円単位の区域制(同一区域内なら100円、区域を跨ぐごとに100円追加)。ただし、備北バス路線との並行区間が存在する宮河内線のみ10円単位の区間制になっている。
    • 小中学生および高校生は半額(10円未満切り捨て)で、未就学児は無料。
  • 日曜・祝祭日及び12月29日 - 1月3日、8月13日 - 15日の間は運休。但し、大佐・哲西地域の全線と、哲多地域の新砥線・荻尾線は土曜日も運休。
  • 運行形態は、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)である。

沿革

  • 2005年3月31日 - 大佐町、神郷町、哲多町、哲西町の新見市への合併に伴い、各町の町営バスなどを引き継いで新見市営バスとする。
  • 2007年10月1日 - 料金及び運行日を変更。[1]
    • 宮河内線を除く路線の料金を100円単位の区域制に変更。
    • 哲西地域全線と哲多地域の新砥線・荻尾線を土曜日も運休に。大佐・哲多地域をお盆(8月13日~15日)も運休に、神郷・哲多地域を12月29日~30日も運休にし年末年始休を揃えた。
  • 2008年4月1日 - 中学生、高校生の料金を半額に変更。[2]

路線

各地域(大佐地域、神郷地域、哲多地域、哲西地域)ごとの路線は、以下の通りである。 ※()内は不経由便あり、A/BはAかBの選択経由

大佐地域

大井野線
  • 君山( - 伏谷) - 伏谷口 - 中組上/赤松 - 定藤( - 夏日)( - 徳定橋) - 落合( - 幼児教育センター)( - 角西井交差点)( - 大佐診療所) - 刑部駅
布瀬線
  • 勘定下( - 湯井) - 神場( - 宗貞) - 布瀬 - 新殿 - 平松 - 金藤 - 刑部駅
  • 勘定下( - 湯井) - 神場 - 布瀬 - 新殿 - 平松 - 山影 - 是森下( - 幼児教育センター - 角西井交差点 - 大佐診療所) - 刑部駅
田治部線
  • 大畑 - 新田( - 尾原 - 東山) - 田治部駅 - 仲屋( - 奥谷) - 京明 - 金藤 - 刑部駅 - 大佐診療所 - 角西井交差点 - 幼児教育センター - 刑部駅
  • 大畑 - 新田( - 尾原 - 東山) - 田治部駅 - 仲屋( - 奥谷) - 京明 - 山影 - 郷尾口 - 刑部駅
幼児教育センター線
  • 刑部駅( - 大佐診療所) - 角西井交差点( - 是森) - 幼児教育センター - 役場バイパス( - 大佐診療所) - 刑部駅
大佐海洋センター線
  • 刑部駅 - 角西井交差点 - 幼児教育センター - 役場バイパス - 海洋センター - 役場バイパス - 幼児教育センター - 角西井交差点 - 刑部駅
  • 刑部駅 - 旧商工会 - 海洋センター - 役場バイパス - 幼児教育センター

神郷地域

木谷線
  • 木谷 - 大原 - 長久( - 神郷温泉) - 野原 - 上和忠 - 新郷駅 - 本村上 - 落合 - 足立駅前 - 舞尾原 - 神代駅
田口線
  • 千屋歯科診療所 - 新橋 - 東田口 - 三坂 - 押合 - 三ヶ市 - 診療所前 - 新郷駅 - 本村上 - 落合 - 足立駅前
三室線
  • 三室上 - 三室 - 上油野 - 油野出張所前 - 落合 - 足立駅前 - 舞尾原 - 神代駅前 - 福祉センター前
坂根線
  • 坂根西 - 坂根駅前 - 門前 - 福祉センター前 - 神代駅前

哲多地域

宮河内線
  • 本郷 - メディカルクリニック前 - 幸田 - 宮河内 - 健康の森学園 - 宮河内 - 幸田 - 正田橋 - 市役所前 - 新見駅
新砥線
  • 萬歳 - 蚊家 - 金蛍交流館 - 新砥市民センター前 - 田淵 - 南北 - 野原 - 釼峠 - 郵便局前 - 野馳駅
荻尾線

哲西地域

下野部野原線
  • 神社前 - 大野部振興センター( - 野原公会堂) - 釼峠 - 郵便局前( - 野馳駅) - 畑木( - きらめき広場哲西) - 保育園
下タ組東城線
  • 下タ組 - 市岡駅 - 矢神小学校前 - 矢神駅 - きらめき広場哲西( - 保育園) - 畑木 - 野馳駅 - 二本松 - 東城病院前

外部リンク

  • 新見市営バス運行条例 ※新見市公式HPから 新見市例規集>第3類 行政通則 を選択
  • 新見市営バス運行条例施行規則 ※新見市公式HPから 新見市例規集>第3類 行政通則 を選択

以前運行していた自治体バス

新見市に合併前の自治体にて運行していた、大佐町ふれあいバス(おおさちょうふれあいバス)、神郷町営バス(しんごうちょうえいバス)、哲多町営バス(てったちょうえいバス)、哲西町営バス(てっせいちょうえいバス)について、以下に述べる。

大佐町ふれあいバス

大佐町ふれあいバスのバス停
  • 大佐町が運行していた廃止代替バスで、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)での運行であった。
  • 運賃は200円均一で、小人は100円、町内在住の65才以上の高齢者、中学・高校生、身障者及びその介護者、長期通院者は半額。旧刑部町、旧丹治部村、旧上刑部村の地域内移動も半額。
    • 11枚綴りの回数券(10回分の運賃)、定期券(大人用と小人用とがあり、いずれも定額、1ヶ月用のみ)もあった。

沿革

  • 1977年1月 - 備北バスの廃止代替として、町民バス運行開始。[3]
    • 大佐町役場発刑部大井野線(君山折返、月・水・金曜のみ)、刑部布瀬田治部線(勘定折返、火・木曜のみ)の2路線。祝日休。
  • 1982年12月 - 福祉バス運行開始。
  • 1994年10月 - 福祉バス2台によりふれあいバス運行開始。

路線

以下5路線があった。

刑部・大井野線
  • 刑部駅 - 大井野
    • 平日3往復運行であった。
刑部・布瀬線
  • 刑部駅 - 布瀬
    • 平日3往復運行であった。
刑部・田治部線
  • 刑部駅 - 田治部
    • 平日3往復運行であった。
幼児教育センター線
  • 刑部駅 - 平松
    • 平日4往復運行であった。
大佐海洋センター線
  • 刑部駅 - 海洋センター
    • 平日4往復運行であった。

神郷町営バス

神郷町営バスのバス停
  • 神郷町が運行していた廃止代替バスで、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)での運行であった。
  • 運賃は100円単位での区間制(区間:木谷 - 新郷駅、田口 - 新郷駅、新郷駅 - 足立駅、三室 - 足立駅、足立駅 - 神代駅、坂根駅 - 神代駅)であった。
    • 町内在住の65才以上の高齢者、小児、及び身障者は半額だった。
    • 11枚綴りの回数券(10回分の運賃)、定期券(一般用と通学用とがあり、それぞれ1ヶ月用、3ヶ月用があった)もあった。

沿革

  • 1971年8月 - 町営バス車両購入。[4] ※路線は不明
  • 1986年5月 - 新郷駅 - 木谷、新郷駅 - 田口間で町営バス運行開始。

路線

以下4路線があった。

坂根線
  • 坂根西 - 神代駅
    • 1日5往復運行であった。
三室線
  • 三室上 - 福祉センター
    • 1日4 - 5往復運行であった。
木谷線
  • 木谷 - 神代駅
    • 1日5往復運行であった。
田口線
  • 東田口 - 神代駅
    • 1日5往復運行であった。

哲多町営バス

  • 哲多町が運行していた廃止代替バスで、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)での運行であった。
  • 運賃は10円単位の対キロ区間制で、小人(12才未満)、及び身障者(要介護者の場合その介護者も)は半額、保護者同伴の幼児(6才未満)は1人まで無料。
    • 11枚綴りの回数券(10回分の運賃)、定期券(一般用と通学用とがあり、それぞれ1ヶ月用、3ヶ月用があった)もあった。
  • 合併前の新見市内に乗り入れる路線もあり、そのため新見市も運行経費を一部負担していた。

沿革

  • 1971年10月 - 町営バス新見線(宮河内線)運行開始。[4]
  • 1976年6月 - 萬歳 - 熊野、萬歳 - 野馳間で運行開始。
  • 1978年12月 - 熊野 - 井倉駅まで延長運行開始。

路線

以下3路線があった。

宮河内線
  • 本郷 - 新見駅
    • 1日3往復運行であった。
新砥線
  • 萬歳 - 南北 - 野馳駅
    • 萬歳 - 南北間1日4往復、野馳駅まで3往復運行であった。
荻尾線
  • 萬歳 - 熊野 - 井倉駅
    • 萬歳 - 熊野間1日4往復、井倉駅まで3往復運行であった。

哲西町営バス

  • 哲西町が運行していた廃止代替バスで、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)での運行であった。
  • 運賃は150円均一で、小人(12才未満)、及び身障者は半額(10円未満の端数切り上げ)、保護者同伴の幼児(6才未満)は1人まで無料。
    • 11枚綴りの回数券(10回分の運賃)、定期券(一般用と通園用とがあり、いずれも定額、1ヶ月用のみ)もあった。
  • 運転業務は民間バス事業者に委託していた。

沿革

  • 1975年4月 - 町営バス運行開始。[4]
  • 1997年11月 - 町営バス民間委託化。

路線

以下2路線があった。

坂根・東城線
  • 坂根駅 - 東城郵便局前
    • 平日4往復運行であった。
下野部・市岡線
  • 市岡駅 - 大野部・野原
    • 平日4往復運行であった。

この他に、「フリー区間」として、以下の路線が週1回1往復で運行されていた。この路線は「哲西町福祉バス」として町営バスと別扱いになっていたが、運賃は町営バスと同じ150円均一だった。

  • 干子等 - 哲西診療所
  • 日長谷等 - 哲西診療所
  • 青谷等 - 哲西診療所
  • 川南等 - 哲西診療所
  • 川東等 - 哲西診療所
哲西町営バスの車両(1996年当時)

参考資料

  • 第14会阿新地域合併協議会 協議事項 協定項目26-7 交通関係事業(その2)

脚注

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  1. ^ 市報にいみ2007年8月号P2~3 (PDF)
  2. ^ 市報にいみ2008年4月号P6 (PDF)
  3. ^ 『大佐町史 下巻』P350~351 大佐町
  4. ^ a b c 『阿新地区統計書 平成10年度版』阿新地区統計研究会

大佐町ふれあいバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/29 03:47 UTC 版)

新見市営バス」の記事における「大佐町ふれあいバス」の解説

大佐町運行していた廃止代替バスで、道路運送法規定に基づく自家用自動車白ナンバー車)による有償運送いわゆる80条バス)での運行であった運賃200均一で、小人100円町内在住65才以上の高齢者中学高校生身障者及びその介護者長期通院者は半額。旧刑部町、旧丹治部村、旧上刑部村地域内移動半額11綴り回数券10分の運賃)、定期券大人用小人用とがあり、いずれも定額1ヶ月用のみ)もあった。

※この「大佐町ふれあいバス」の解説は、「新見市営バス」の解説の一部です。
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