夜の寝覚めとは? わかりやすく解説

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夜の寝覚め

作者小池真理子

収載図書夜の寝覚め
出版社集英社
刊行年月2002.10

収載図書夜の寝覚め
出版社集英社
刊行年月2005.10
シリーズ名集英社文庫


夜半の寝覚

(夜の寝覚め から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 05:06 UTC 版)

夜の寝覚』(よるのねざめ)は、平安時代後期(後冷泉朝、11世紀後半ごろか)に成立した王朝物語である。


注釈

  1. ^ ただし定家が更級日記を書写する際に用いた本に、すでにこの奥書が存在したようで必ずしも定家自身の考えを記したものではないと推定されている[5][6]
  2. ^ 坂倉篤義氏は、「候ふ」の用例を検討し『夜の寝覚』の成立を「十一世紀末、後拾遺集編纂直後頃」と想定したことから、菅原孝標女説を否定している[7]
  3. ^ 石川徹氏は「『夜の寝覚』ヒロインの家族関係は『更級日記』その他によって知られる菅原孝標女の家族関係とほとんど同じである」と考え、この家族関係の類似を『更科』『寝覚』の作者の同一人性の明晰と見て「かなり私小説的傾向を有する写実的な作品」と想定したことから、菅原孝標女説を肯定している[8]

出典

  1. ^ “「夜の寝覚」欠巻部の古筆切を発見…平安の長編”. 読売新聞社. (2014年5月27日). http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140527-OYO1T50006.html 2014年5月27日閲覧。 
  2. ^ 仁平道明「『夜の寝覚』末尾欠巻部断簡考」、久下裕利編著『狭衣物語の新研究 : 頼通の時代を考える』、新典社、2003年7月
  3. ^ 池田和臣、小田寛貴「新 古筆資料の年代測定I ―加速器質量分析法による炭素14年代測定―」『文学部紀要 言語・文学・文化』, 中央大学文学部, 119, 2017年3月 pp.49-51, http://id.nii.ac.jp/1648/00008630/
  4. ^ 田中登「『夜半の寝覚』末尾欠巻部断簡の出現」『中古文学』50号、pp.61-68、1992年10月
  5. ^ 松尾聡「更科・浜松・寝覚に描かれた可笑味に就いて―更級日記奥書所載の更科・浜松・寝覚同作者伝説を確実化させようとするための試論の一齣として―」(『国語と国文学』昭和十年八月号)
  6. ^ 稲賀敬二「形式的処理による一つの場合―寝覚・浜松に関して」(『国語と国文学』昭和二十五年十二月号)
  7. ^ 坂倉篤義「『夜の寝覚』の文章」(『国語と国文学』昭和三十九年十月号)
  8. ^ 石川徹「夜半の寝覚は孝標女の作かと思う」(『帝京大学文学部紀要』昭和五十六年三月号)
  9. ^ 『校本夜の寝覚』高村元継編
  10. ^ 『日本古典文学大辞典』岩波書店
  11. ^ 日本大百科全書、鈴木一雄


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