小夜衣とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 小夜衣の意味・解説 

さよ‐ごろも【小夜衣】

読み方:さよごろも

夜寝るときにからだをおおうもの。夜着(よぎ)。

「—着て馴れきとは言はずともかごとばかりはかけずしもあらじ」〈源・総角


小夜衣

読み方:さよごろも

  1. 小夜衣。性交時女陰に挿入する綿をいふ。病毒を防ぐ為に用ふ
  2. コンドーム最初の頃の呼名レインコートともいう。〔風流
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

小夜衣

読み方:サヨギヌ(sayoginu)

初演 文久2.閏8(江戸守田座)


小夜衣

読み方:サヨゴロモ(sayogoromo)

分野 浮世草子

年代 江戸前期

作者 西村市郎右衛門(未達)


小夜衣

読み方:サヨゴロモ(sayogoromo)

分野 歴史物語

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


小夜衣

読み方:サヨゴロモ(sayogoromo)

作者 大橋乙羽

初出 明治24~25年

ジャンル 小説


小夜衣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/27 00:48 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

小夜衣(さよごろも)は、中世の擬古物語。作者不詳。全3巻。兵部卿宮と山里の姫君(対の君)の恋に継子いじめ譚を絡ませた物語。

無名草子』『風葉和歌集』にこの物語に関する記述がないことから、鎌倉時代中期以後に成立したと考えられる。登場人物の「按察使大納言」(山里の姫君の父)の名を「堤中納言」と改め、中巻の途中までを独立して1冊とした「異本堤中納言物語」と題する写本もある。

粗筋

  • 上巻
冷泉院の皇子である兵部卿宮は、山里に住む按察使大納言の先妻の娘(山里の姫君)と恋に落ちる。しかし兵部卿宮は周囲によって関白家の姫君と結婚させられ、山里の姫君は兵部卿宮の訪れが途絶えがちになり嘆き暮らす。
  • 中巻
按察使大納言は北の方(後妻)との間に生まれた娘を帝のもとに入内させようと考え、娘の付き添いとして山里の姫君を手元に引き取る。ところが帝は入内した娘(梅壺女御)よりも山里の姫君(対の君)を寵愛する。兵部卿宮は後宮で対の君と再会し、互いに困惑し悲嘆にくれる。北の方は娘の梅壺女御よりも対の君の方が帝から愛されていることを知って嫉妬し、民部少輔に命じて対の君を誘拐させる。
  • 下巻
対の君は民部少輔の機転に救われて山里に帰り、父大納言と再会した後、兵部卿宮によって邸に迎えられる。北の方は悪事が露見して大納言と離婚される。帝は対の君を失ったことを嘆くうちに病にかかり譲位する。それによって兵部卿宮が新東宮に立ち、対の君は御息所となって男児を産み、幸せに暮らす。その後、新帝も病によって譲位したため東宮(兵部卿宮)が即位し、山里の姫君は后となる。父大納言も大臣に昇進し、一族は栄える。

参考文献

  • 松尾聰『小夜衣』古典文庫、1957年
  • 大曾根章介ほか編『研究資料日本古典文学』第1巻、明治書院、1983年。
  • 日本古典文学大辞典編集委員会編『日本古典文学大辞典』、岩波書店、1983年


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小夜衣」の関連用語

小夜衣のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小夜衣のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小夜衣 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS