外審
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 07:09 UTC 版)
「野球のビデオ判定」も参照 外審(がいしん)は、6人審判制のときに外野に配置される審判員のことをいう。外野審判(がいやしんぱん)とも呼ばれる。レフト側とライト側に各1名が配置され、英語での呼称はそれぞれ left field umpire, right field umpireである。以前は線審、またはラインアンパイアーと呼ばれていたが、外野の広範囲における打球の判定を行うことから、現在ではこの名称で呼ばれている。 定位置は、かつては、外野フェンス際でファウルラインを跨いだ位置となっていたが、現在は、ファウルポールと一・三塁との中間からフェアグラウンド内に約1.5メートル入った地点に立つ。 日本プロ野球ではセ・リーグが1990年から、パ・リーグでは1996年から公式戦・オープン戦において外審を廃止し、4人審判制で試合を行っている。4人審判制では一塁・三塁塁審が外審の役割を兼ねるが、塁審の位置から外野フェンスまでは距離があり、両翼ポール際に飛んだ打球の判定(本塁打かファウルボールか等)でしばしば判定抗議による試合中断などが起きたため、日本プロ野球では2010年シーズンから本塁打の判定に限りビデオ判定制度(現在のリクエスト制度)が導入された。現在、日本プロ野球が外審を置くケースは日本シリーズ・クライマックスシリーズおよびオールスターゲームのみ。
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