声明文の発表
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1983年9月 声明文『三里塚現闘団員四名の除名とわれわれの自己批判』は、被害者および「すべての女性」に謝罪し自己批判すると同時に、加害者の男性活動家の自己批判の上での運動への復帰を求める内容であった。 インター三里塚現闘団員であり、労農合宿所常駐者であったAは、昨年八月、労農合宿所において、三里塚闘争支援のために宿泊していた女性にたいして強姦未遂行為を行い、当該の女性から告発・糾弾された。 インター三里塚現闘団の指導的メンバーであったB、C、Dの三名は、Aの犯罪についての組織内討論の過程で、それぞれが犯してきた強姦・強姦未遂行為について当該の女性同志達から告発・糾弾された。わが同盟は、四名にたいする査問の結果、彼らの行為が、三里塚闘争へ敵対であり、女性解放とあらゆる差別・抑圧の撤廃をめざすプロレタリア運動に敵対する 反階級的犯罪であり、第四インターナショナルの歴史的使命を裏切るわが同盟の組織規律の重大な侵犯であることを確認し、彼らを除名した。われわれはここに、日本プロレタリアート・人民の前にこの事実を報告し、彼らの犯罪を生み出してしまったわが同盟の弱さと誤りを明らかにし、自己批判を行うものである。 われわれは、彼らが犯罪を行った当該の女性たちに深く謝罪する。われわれは、すべての女性に謝罪し、自己批判する。(中略) 四名は、それぞれプロレタリアートの一員としての労働と生活と闘争をつくり上げようとするところから、自己批判にむけた再出発を開始すること を希望し、われわれもまたそのことを要求している。今後においても、われわれは彼らとの対論を続け、彼らが自己批判をなしとげ第四インターナショナルの旗 の下に再び立つために闘争する。 — 『三里塚現闘団員四名の除名とわれわれの自己批判』、日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部)中央委員会、
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