塩見家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 20:34 UTC 版)
塩見味平(しおみ あじへい) 塩見松造の一人息子。格式高い料亭で限られた客に超一流の腕を振るう松造の背中を見て育つが、彼自身はそれとは反対に万人が楽しめる、手軽かつ美味しくて安い料理を作る「大衆」料理人を志し、合格した高校へは進まず洋食屋「キッチン・ブルドッグ」の見習いシェフとなる。そこで大衆料理にこそ超一流の包丁の腕前が必要と思い知った味平は数々の「包丁試し」、料理勝負を通じて腕を磨き、理想の料理を追求していく。 実は魚を食べると蕁麻疹が出る体質で魚嫌い。そのためにあまり魚を扱わない洋食を選んだ。なお、この弱点は荒磯勝負に際し克服する事になる。負けず嫌いで頑固、短気な性格が災いし、あらゆるもめ事、勝負に巻き込まれることに。 料理に関することに集中すると、他のことが全く頭に入らなくなる。人の心にはかなり鈍感な面があり、そのために周囲を傷つけてしまうことも。頑固なところは、父親である松造によく似ている。 塩見松造(しおみ まつぞう) 塩見味平の父親。築地の一流料亭「かつらぎ」の花板を務める包丁さばきの名人。五条流の使い手であり、投げたマッチが落ちて来る前に軸を縦割りにしたり、活け作りに使用した、骨だけになった魚を再び水槽で泳がせる技を得意とする。 一時独立、料理店「松造」を開業するが客層が合わず廃業。自身は味平には料理人の道ではなく平凡な勤め人になってもらう事を望んでいた(しかし本心は料理人になってくれる事を望んでいた)。普段は無口だがすぐにかっとなりケンカっぱやい性格は典型的な職人肌の頑固親父。その反面、味平を心配したり味平の包丁人勝負をこっそり応援する面もある。
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