塩屋王子とは? わかりやすく解説

塩屋王子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/28 03:16 UTC 版)

九十九王子 (御坊市)」の記事における「塩屋王子」の解説

塩屋王子(しおやおうじ)は、岩内王子から南西進んで日高川支流王子川右岸丘陵上にある藤原為房熊野参詣記には塩屋にて宿をとったと記されているが参詣の記はなく、史料上の初見は『中右記天仁2年1109年10月20日条に「至塩屋王子社奉幣」とあるものである。「熊野道之間愚記」建仁元年1201年10月11日条に参詣記事がある他、『民経記承元4年1210年4月26日条、仁和寺の『熊野縁起』(正中3年1326年〉)にその名がある近世には美人王子呼ばれ(『九十九王子記』、享保15年1730年〉)、境内には『紀伊続風土記』を編纂した紀州藩藩儒仁井田好古撰の王子祠記碑が建てられた。 地元では今日でも美人王子の名で呼ばれ美人王子の名の由来として、祭神大日孁貴神天照大神)の神像美人であるからという説、白河院熊野参詣途上歌会催した(『新古今集』)ことに見られるような景勝地であるからという説(『和歌山県聖蹟』)などがある。 塩屋王子神社境内は、和歌山県指定史跡1958年昭和33年4月1日指定)されたが、2018年平成30年2月13日に、史跡登録名称熊野参詣道紀伊路」の構成資産一部として、「塩屋王子跡」が国の史跡指定された。社叢神社林)は、暖地性の常緑樹林沿海暖地天然林があり、市指定天然記念物1979年昭和54年5月28日指定)。

※この「塩屋王子」の解説は、「九十九王子 (御坊市)」の解説の一部です。
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