塩化オキサリルとは? わかりやすく解説

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塩化オキサリル

分子式C2Cl2O2
その他の名称塩化しゅう酸、二塩化オキサリル、Oxalyl chloride、Oxalyl dichloride、Ethanedioyl dichloride、Ethanedioic acid dichloride、Oxalic acid dichloride、オキサロイルクロリド、Oxalic acid chloride、Ethanedioyl chloride、Oxaloyl chloride、塩化オキサリル、しゅう酸クロリド、エタンジオイルクロリド、オキサリルクロリド、1,2-Dichloro-1,2-ethanedione、1,2-Dichloroethane-1,2-dione
体系名:1,2-ジクロロエタン-1,2-ジオンしゅう酸ジクロリド、オキサリルジクロリド、エタン二酸ジクロリド、1,2-ジクロロ-1,2-エタンジオン


塩化オキサリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/15 07:47 UTC 版)

塩化オキサリル

  炭素, C
  酸素, O
  塩素, Cl
識別情報
CAS登録番号 79-37-8 
PubChem 65578
ChemSpider 59021 
UNII R4Y96317DW 
EC番号 201-200-2
RTECS番号 KI2950000
特性
化学式 C2Cl2O2
モル質量 126.93 g mol−1
外観 無色の液体
匂い ホスゲンのような[2]
密度 1.4785 g/mL
融点

-16℃

沸点

63 ~ 64℃ (at 1.017 bar)

への溶解度 水と反応する
屈折率 (nD) 1.429
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
GHSピクトグラム [3]
GHSシグナルワード Danger[3]
Hフレーズ H314, H331[3]
Pフレーズ P261, P280, P305+351+338, P310[3]
主な危険性 毒性、腐食性、催涙性[3]
NFPA 704
1
3
2
関連する物質
関連するカルボン酸塩化物
関連物質
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

塩化オキサリル(えんかオキサリル, oxalyl chloride)は構造式 (COCl)2で表される化合物である。シュウ酸の2つのカルボン酸がカルボン酸塩化物となった構造を持つ、無色の液体である。有機合成化学においてよく用いられる[4]。シュウ酸を五塩化リンで処理すると得られる[5]

有機化学への応用

酸塩化物の合成

有機合成化学では、カルボン酸を対応する酸塩化物へと変換する際によく用いられる。塩化チオニルと同様、塩酸などの揮発性の副生成物が発生する。


塩化オキサリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/17 04:20 UTC 版)

化学発光」の記事における「塩化オキサリル」の解説

塩化オキサリルは上記の例と同じよう酸化時に蛍光染料発光させる。塩化オキサリルは蛍光染料存在下、非水溶媒(たとえばジクロロメタン)中の過酸化水素処理することで発光得られる蛍光色および強さ、そして発光時間蛍光染料種類依存するローダミン6Gは、中程度発光時間鮮やかな橙色得られる

※この「塩化オキサリル」の解説は、「化学発光」の解説の一部です。
「塩化オキサリル」を含む「化学発光」の記事については、「化学発光」の概要を参照ください。

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