基本的事情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 09:47 UTC 版)
「日本が承認していない国一覧」の記事における「基本的事情」の解説
日本政府は日韓基本条約第3条の規定に基づき、朝鮮半島の軍事境界線以南を実効支配する韓国政府を「朝鮮にある唯一の合法的な政府」と認めている。その一方で、韓国政府による軍事境界線以北の朝鮮地域の領有も承認しておらず、歴代政権は (1) 国連総会決議第195条に基づき、「住民の自由な意思の表明によって選挙を行なって、それに基づいてできた政府」が成立したと判断した時(第1次佐藤榮作第1次改造内閣)、または (2)「国際法を遵守する意思と能力を有し」たと判断した時(第3次小泉純一郎改造内閣)に、北朝鮮を国家承認する可能性を否定していない。そのため、北朝鮮政府の実効支配地域は「韓国の管轄外にある朝鮮地域」(例:朝鮮籍)として扱い、北朝鮮政府との間で1950年代から間接的・直接的な非公式交渉関係を有し、今までに在日朝鮮人の帰還事業(1950年代 - 1984年)や「国交正常化交渉」(1991年1月 -)、及び日朝首脳会談(2002年、2004年)が行われている。
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