基本的公準から派生するテーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 05:45 UTC 版)
「クレランボー症候群」の記事における「基本的公準から派生するテーマ」の解説
上の公準がその後の進展の生みの親であり、そこから派生して、相手から言い寄られている、付きまとわれている、加護されている、自分なしには相手は幸福であり得ない、完全な価値をもち得ない、相手との間で暗黙の了解が成り立っている、相手の結婚は無効である、自分たちのロマンスに周囲からも熱い関心が寄せられている、相手は異様な術策を用いて自分を庇護、または攻撃している、といったテーマが生じる。その際、「相手の逆説的で矛盾する振る舞い」という公式を必ず伴うことになる。すなわち、相手からの否定的な反応は、相手の思い上がり、小心、疑惑、嫉妬などによるものとして概ね侮蔑的観点から捉えられ、本心では自分を愛しているとみなされる。たとえば、自分が配偶者と離婚しないでいるために、相手が期待を裏切られ、嫉妬して怒っているといった解釈をする。 そして恋愛妄想病者は、相手自身よりも相手の本心が分かっているとする立場に立つ。
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