基本的な定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 22:48 UTC 版)
位相空間 X の点 x と、2つの写像 f, g: X → Y (ここで Y は任意の集合)が与えられると、f と g は、x のある近傍 U が存在して U に制限したときに f と g が等しいときに、つまりすべての u ∈ U に対して f(u) = g(u) であるときに、x で同じ芽 (germ) を定義する。同様に、S と T が X の任意の2つの部分集合であれば、再び x のある近傍 U が存在して S ∩ U = T ∩ U であるときに、それらは x で同じ芽を定義する。 x で同じ芽を定義することが(写像や集合の上で)同値関係であることを確かめることは直截であり、その同値類を芽(それぞれ写像の芽あるいは集合の芽)と呼ぶ。同値関係は通常 f ∼ x g {\displaystyle f\sim _{x}g} あるいは S ∼ x T {\displaystyle S\sim _{x}T} と書かれる。X 上の写像 f が与えられると、その x での芽は通常 [f]x と表記される。同様に、集合 S の x における芽は [S]x と書かれる。したがって、 [ f ] x = { g : X → Y ∣ g ∼ x f } {\displaystyle [f]_{x}=\{g\colon X\to Y\mid g\sim _{x}f\}} である。 X の点 x と Y の点 y に写す X の x における写像の芽は f : ( X , x ) → ( Y , y ) {\displaystyle f\colon (X,x)\to (Y,y)} と表記される。この表記を用いるとき、f は任意の代表写像と同じ文字 f を使って写像の同値類全体として意図されている。 2つの集合が x おいて芽同値であることと、それらの特性関数が x において芽同値であることは同値である S ∼ x T ⟺ 1 S ∼ x 1 T {\displaystyle S\sim _{x}T\;\Longleftrightarrow \;\mathbf {1} _{S}\sim _{x}\mathbf {1} _{T}} ことに注意する。
※この「基本的な定義」の解説は、「芽 (数学)」の解説の一部です。
「基本的な定義」を含む「芽 (数学)」の記事については、「芽 (数学)」の概要を参照ください。
基本的な定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 09:29 UTC 版)
位相、あるいは位相空間は集合 X とその開集合系とも呼ばれる部分集合の族 Σ の組 (X, Σ) として与えられる。ここで、Σ の元は X の開集合と呼ばれ、三つの公理 開集合の(任意濃度の)合併もまた開集合である。 開集合の有限個の交叉もまた開集合である。 X および空集合 ∅ は開集合である。 を満足する。
※この「基本的な定義」の解説は、「位相空間論」の解説の一部です。
「基本的な定義」を含む「位相空間論」の記事については、「位相空間論」の概要を参照ください。
基本的な定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/06 18:51 UTC 版)
コンパクトハウスドルフ空間の部分集合がベール集合であるとは、それが全てのコンパクトGδ集合を要素に持つ最小のσ-代数の元であることである。もっと簡潔に言うと、ベール集合はちょうど、全てのコンパクトGδ 集合が生成するσ-代数の元である。
※この「基本的な定義」の解説は、「ベール集合」の解説の一部です。
「基本的な定義」を含む「ベール集合」の記事については、「ベール集合」の概要を参照ください。
- 基本的な定義のページへのリンク