坂本の最期の描かれ方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 14:55 UTC 版)
「上を向いて歩こう 坂本九物語」の記事における「坂本の最期の描かれ方」の解説
この作品は概ね事実を基に描かれているが、一部フィクションを織り交ぜている。その中で特筆するのは坂本の最期についてである。 ドラマでは1985年8月12日朝、坂本は自宅を出てNHKのFM収録後、友人に会うため大阪行きの航空機に搭乗し、航空機事故で亡くなるとなっている。 しかし、実際の坂本は事故前夜にテレビ新広島のローカルクイズ番組『クイズクロス5』の収録のため広島入りしており、事故当日に同番組の収録を行った後にNHKのFM収録のため一旦帰京している。 また、このドラマでは墜落した航空機の当事者である日本航空の社名(「日本航空」「日航」「JAL」など)を一切台詞(劇中劇の台詞も含む)に出さなかった。このドラマでは小宮勝広マネージャーの妻が「夫(小宮)は早い便に変えようとしたために一足早く羽田へ行ったのね」と言っていたが、この発言もフィクションである。しかし、一部のニュース映像についてはそのまま劇中で使われており、事故現場にあった「JAL」のロゴタイプが書かれた左主翼の残骸を上空から映した映像も、一瞬ではあるが使用されている。 ただ、この作品はあくまで事実を基にしたフィクションのドラマであり、ドキュメンタリードラマではない。またこの作品は坂本の生涯が中心で、亡くなった原因となった日本航空123便墜落事故を主眼に置いていないため、この作品では簡略化している部分もある。
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