地軸への影響とは? わかりやすく解説

地軸への影響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 04:31 UTC 版)

超巨大地震」の記事における「地軸への影響」の解説

超巨大地震による地形変形により極運動励起され地軸がずれることが知られる1957年から1967年の間に観測されChandler運動周期14か月極運動)のうち、1960年観測結果からチリ地震発生によって地軸の年周運動不連続認められた。 地球弾性球の変形生じた場合Chandler運動変化生じると予測されるが、たとえ1960年チリ地震であってもその変形量ではChandler運動励起するには全く不十分であるとされていた。しかし、1964年アラスカ地震において、震源域から約5000 km離れたハワイ諸島においても10-8程度永久歪が観測されこのような微小な地殻変動であっても地球わたって積分すればChandler運動励起する可能性があるとされた。 地軸がずれた結果地震前後地球の自転周期わずかに変化し2004年スマトラ沖地震2010年チリ・マウレ地震2011年東北地方太平洋沖地震では、いずれもマイクロ秒オーダー (10-6s) で自転周期速くなったという観測結果もある。

※この「地軸への影響」の解説は、「超巨大地震」の解説の一部です。
「地軸への影響」を含む「超巨大地震」の記事については、「超巨大地震」の概要を参照ください。

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