圧送式サイクルの利用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/16 03:26 UTC 版)
「圧送式サイクル」の記事における「圧送式サイクルの利用例」の解説
商用ロケットの例としては、ファルコン1の上段エンジン、ケストレルがある。また、スペースシャトルのOMS/RCS、その他の姿勢制御エンジンのような、推力や比推力は多少小さくとも良いが確実な動作が求められるロケットエンジンに用いられる。アポロ月着陸船では月着陸船用下降エンジン、月着陸船用上昇エンジンに用いられた。両エンジンの圧送ヘリウムは、極低温の超臨界状態で船内に貯蔵され、熱交換器を介して燃焼室の熱で暖められた。1960年代に構想されたビッグ・ダム・ブースター用のシー・ドラゴンのコンセプト段階ながら、圧送式サイクルのエンジンが組込まれていた。 AJ-10 信頼性が高く、再着火機能を有する為、デルタロケットの上段やスペースシャトルの軌道変更用エンジンやアポロ宇宙船の機械船等に使用され、現在でも派生機種が使用される。 LE-3 N-Iロケットの2段目に使用された。 RD-0237 UR-100Nミサイルの上段に使用された。 ドラコ ドラゴンやファルコン9に使用される。
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