国際呼出符字列の分配
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 19:02 UTC 版)
詳細は「世界のコールサイン割り当て一覧」を参照 無線通信規則により、国際公衆通信を行う無線局やアマチュア局など一定の無線局は、呼出符号を持たなければ(指定されなければ)ならない。これは、世界でたったひとつの呼出符号であり、同一の呼出符号が被ることはない。 このため、国際電気通信連合(ITU)は、世界無線通信会議(WRC)の決定を経て加盟国(国際機関を含む)に3文字の英数字の国際呼出符字列を分配している。 各国は、この符字列の下で自国の無線局に呼出符号を指定する。これにより、呼出符号の最初の1文字ないし3文字により国を識別することができ、この部分はプリフィックス(接頭辞)と呼ばれる。 主な国の分配例 日本 - 「JA - JS」、「7J - 7N」、「8J - 8N」 アメリカ合衆国 - 「K」、「W」、「N」、並びに「AA - AL」 中華人民共和国 - 「B」、「XS」並びに「3H-3U」、「VR」(香港特別行政区)、「XX」(マカオ特別行政区) 大韓民国 - 「DS-DT」、「D7-D9」、「HL」並びに「6K-6NB」 朝鮮民主主義人民共和国 - 「HM」並びに「P5-P9」 オーストラリア - 「AX」、「VH - VN」、「VK」並びに「VZ」 カナダ - 「CF-CK」、「CY-CZ」、「VA-VG」、「VE」、「VO」、「VX-VY」並びに「XJ-XO」 ドイツ - 「DA-DR」 インド - 「AT-AW」、「VT-VW」並びに「8T - 8Y」 ロシア - 「R」並びに「UA-UI」 フランス - 「F」、「HW-HY」、「TH」、「TK」、「TM」、「TO-TQ」、「TV-TX」 イギリス - 「G」、「M」、「VS」、「ZB-ZJ」、「ZN-ZO」、「ZQ」並びに「2」 なお、台湾(中華民国)では、「B」のうちの「BM - BQ」及び「BU - BX」の呼出符字列が使用されているが、これはITUから正式に割り当てられたものではない。ITUの無線通信規則(RR) 付属文書42(Appendix 42)によると、これらの呼出符字列は、中華人民共和国に割り当てられている。
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