婚外子国籍訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 07:26 UTC 版)
婚外子国籍訴訟(こんがいしこくせきそしょう)とは、結婚していないフィリピン国籍の母と日本国籍を有する父との間に出生した原告らが、出生後に父から認知を受けたことを理由に法務大臣あてに国籍取得届を提出したところ、原告らが国籍法3条1項に規定する、国籍取得の条件を備えていないとして、日本国籍の取得を認められなかったため、父母の婚姻(嫡出子であること)を国籍取得の要件とする同項の規定は、法の下の平等を定めた憲法14条に違反するなどと主張して、国に対し、日本国籍を有することの確認を求めた訴訟である。
- ^ a b 東京地方裁判所平成15年(行ウ)第110号・平成17年4月13日判決
- ^ 東京地方裁判所平成17年(行ウ)第157号等・平成18年3月29日判決
- ^ a b 東京高等裁判所平成17年(行コ)第134号・平成18年2月28日判決
- ^ a b 東京高等裁判所平成18年(行コ)第124号・平成19年2月27日判決
- ^ a b 最高裁判所平成18年(行ツ)第135号・平成20年6月4日大法廷判決
- ^ a b 最高裁判所平成19年(行ツ)第164号・平成20年6月4日大法廷判決
- ^ 最高裁判所平成8年(行ツ)第60号・平成9年(1997年)10月17日第二小法廷判決・民集51巻9号3925頁・判例情報
- ^ 国籍法の一部を改正する法律案に対する附帯決議
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