回転速度制御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 10:22 UTC 版)
可変式 手動式の可変スロットル(ハンドスロットル)を持ち、使用者が操作して任意の回転数を選ぶ。 定速式 主に発電機や圧縮機用。可搬式発電機用小型エンジンはハンドスロットルを持たず、販売地域の商用周波数に合わせた回転数で固定されている。負荷変動で起こる回転数変化に対しては、吸気管負圧で変形するダイアフラムとスロットルバルブ、あるいは噴射ポンプとを簡単なリンク機構で結んで行っている。但しインバータ制御方式のものはエンジンの回転数は一定であるが、周波数の切り替えが可能である。可搬式ポンプ用は一般に可変スロットルを持つが、殆ど全開で使用される。可搬式圧縮機用は、圧縮中(高負荷時)は高回転、アンローダーバルブ作動中(無負荷時)はアイドリングとなる二段階制御となっており、アンローダーバルブが作動するとタンク内の圧縮空気がシリンダーに送られ、それに繋がるリンクやワイヤーでスロットルを閉じる、あるいは噴射ポンプをアイドル位置へ戻す。 大型のディーゼルエンジンは噴射ポンプに直結した遠心式調速機を持っているが、急激な負荷変動に対応するため、ダイアフラムを持つ負圧式アクチュエーターを組み合わせたコンバインド式も用いられる。
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