営業運転への投入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/01 21:25 UTC 版)
「ロンドン地下鉄2009形電車」の記事における「営業運転への投入」の解説
2009形電車の設計は2004年9月に完了し、2編成の量産先行車の製造が2006年中ごろの完成を予定し、2005年1月に開始された。2006年2月3日にメトロネットが静的試験用の先行生産車が完成したことを発表した。2006年7月21日から8月4日まで、車両モックアップがユーストン・スクエア駅近くで一般公開され、続いて実用試験に用いられた。 2006年9月からボンバルディアのリチャーチ・レーン工場の試験設備での試験が開始された。2006年末までには実車がヴィクトリア線に搬入され、夜間試験が開始される契約だったが実際の試験開始は2007年5月となった。この夜間試験の間に乗務員と保守作業員の習熟が併せて行われた。 2編成目の先行生産車も夜間試験ののち2008年7月から試験的営業運転を開始する予定だったが、2回の延期の末2009年7月に試験的営業運転が開始された。 最初の営業列車は2009年7月21日ノーザンバーランド・パーク車両基地を23時00分に発車 、23時55分セヴン・シスターズ駅発ブリクストン駅行きとして運転された。 2009年末に本格的生産が始まり、2010年2月から2週間に1編成の割合で新車が投入された。2011年の半ばには1967形電車全車を置き換えるのに十分な数の2009形電車がそろい、2011年6月30日に1967形電車は定期運用からはずされた。
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