商業デビュー以降
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「ディーノ・リージ」の記事における「商業デビュー以降」の解説
その後イタリアに帰還、ミラノに戻り、1951年(昭和26年)6月4日、次男でのちの映画監督マルコ・リージが生まれる。同年、『ギャングと過ごすヴァカンス』で長篇劇映画監督としてデビューする。 ルイジ・コメンチーニ監督のヒット作『パンと恋と夢』(1953年)とその続篇『パンと恋と嫉妬』(1954年)につづき、第3弾で交代してリージが監督した「パンと恋と…」(Pane, amore e..., 日本公開題『殿方ごろし』、1955年)が成功し、リージは売れっ子監督となった。最大のヒット作は『貧しいが美しい男たち』(1956年)で、同作は『美しいが貧しい娘たち』(1957年)、『貧しい富豪たち』(1959年)と三部作をなす。 『困難な人生』、『追い越し野郎』、『怪物たち』、『女の香り』とすべてリージが監督した。『女の香り』は、1992年(平成4年)にハリウッドでリメイクされ、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(監督マーティン・ブレスト)となった。 1993年(平成5年)、リージに関する研究書 Dino Risi - maître de la comédie italienne が刊行された。 2002年(平成14年)、85歳のとき、永年の業績に対し、ヴェネツィア国際映画祭で功労金獅子賞を受賞した。 2008年(平成20年)6月7日、イタリアの首都ローマで死去した。満91歳没。
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