和田精
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 08:49 UTC 版)
和田 精(わだ せい、1893年(明治26年) - 1970年(昭和45年))は、音響演出家。日本における音響効果の創始者であり、築地小劇場では創立メンバーの一人として音響や照明を担当した。息子はイラストレーターの和田誠でその妻は料理愛好家の平野レミ、孫はロックバンド・TRICERATOPSの和田唱でその妻(孫嫁)は上野樹里。
- ^ a b 岩淵東洋男『わたしの音響史 効果マンの記録』社会思想社、1981年 pp.148-150
- ^ JOBKの煙山二郎が明治座で岸田國士の『生命をもて遊ぶ男二人』を観劇した際、和田による音響効果の見事さに印象を受け、「こういう技術がラジオに必要だ」と和田を説得。このことがJOBKに引き抜かれることにつながったという説もある。上掲『わたしの音響史』pp.164-167および、和田誠『和田誠切抜帖』(新書館、2007年)p.34を参照。
- ^ 和田誠『和田誠切抜帖』p.35(新書館、2007年)
- ^ 和田誠『和田誠切抜帖』p.24(新書館、2007年)
- ^ 訃報欄『朝日新聞』昭和45年(1970年)4月12日朝刊、12版、15面
- 和田精のページへのリンク