命名に関する問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/16 08:43 UTC 版)
現代のヨーロッパとヴァイキング時代の両方でヘゼビューを差す名前と綴りには様々なものがあるため分かりにくくなっている。 Hedeby 現代の英語とデンマーク語の綴り。 Heiðabýr 古いスカンディナビアの典拠による最古の名前。 Heidiba ラテン語表記。 Haithabu 歴史的定住地を差す場合に用いられる現代のドイツ語の表記。 ドイツ語の表記は古ノルド語名を復活させたものである。ドイツ語では通常ラテン語の綴りを用いるが、奇妙なことにこの場合はルーン文字に基づく綴り方が好まれた。これは現在ヘゼビューにある博物館の名称にも反映されている。 以下は他の伝統的言語に見られる名称である。 Sliesthorp 初期のザクセン語とフランク語の文書。 Sliaswich 後期のザクセン語とフランク語の文書。 当時何語が用いられたかによるが、この2つの名前は同じ定住地に対して混同されて使われた可能性もある。しかしヘゼビューとシュレースヴィヒという2つの定住地が近接して存在していた事実がこれの問題を難しくする。今日ではヘゼビューはシュレイ・フィヨルドの南側にあったが、同時に北側にも定住地が出来て成長したものとされている。2つ目は現在に至るまで歴史的に途切れることなく居住地として継続し、ヘーゼビューにつけられた第2の名前を受け継いでシュレースヴィヒとして知られる町になり、町のある州にもこの名前がつけられた。
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