呼気ガス分析とは? わかりやすく解説

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呼気ガス分析

読み方こきがすぶんせき
【英】:Expired gas analysis

 ヒトは、食物から摂取した栄養素呼吸によって取り込んだ酸素反応し化学的エネルギー二酸化炭素産生します。たがって栄養素反応した酸素量とそれに伴う二酸化炭素産生量を把握することができればエネルギー消費量求めることができます
 一般的に、各栄養素1gあたりに保有される熱エネルギー炭水化物で4kcal、脂肪で9kcalそしてタンパク質で4kcalと考えられています。炭水化物脂肪最終的に二酸化炭素にまで分解されタンパク質尿中窒素にまで分解されますから呼吸による呼気中の酸素および二酸化炭素濃度容積および尿中窒素量を測定してエネルギー消費量求めます大気中の酸素濃度は20.93%、二酸化炭素濃度は0.04%であることがあらかじめわかっているため、大気中のものに対して呼気中の酸素濃度どのくらい減少し二酸化炭素濃度どのくらい増加したかを分析しますまた、呼気量(容積)は専用ガスメーター用いて計測しますが、その際気体の体積(V)は圧力(P)に反比例し絶対温度(T)に比例するというボイル・シャルルの法則基づいて呼気ガス温度大気圧など正確に計測しておく必要があります
 なお、タンパク質摂取エネルギー占め割合比較安定しているため、直接的に尿中窒素量を測定するケース少なくタンパク質分のエネルギー消費量考慮した換算式Weirの式)からエネルギー消費量算出することが一般的です。




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