名倉誠人とは? わかりやすく解説

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名倉誠人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/10 01:26 UTC 版)

名倉 誠人
出身地 日本兵庫県神戸市
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 1987年 - 現在
事務所 ムジカキアラ
公式サイト makotonakura.com

名倉 誠人(なくら まこと)は、日本のクラシック音楽マリンバ奏者[1][2]兵庫県神戸市出身[1]

経歴

兵庫県神戸市出身。学芸会で初めて木琴を聴いたのがきっかけで、8歳からマリンバを始める。兵庫県立神戸高等学校卒業後、東京の武蔵野音楽大学で学士号と修士号を取得。大学の在学中に留学した、ロンドン英国王立音楽院でも研究を続け、2000年には同院から名誉会員(ARAM)の称号を与えられた。

1994年には日本からニューヨークへ移住し、ヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで優勝し、これをきっかけにニューヨークを拠点に活動を始める。その後、ロンドン、パリベルリン東京香港ソウルモントリオールメキシコシティサンパウロブエノスアイレスなど、世界各地で演奏し高い評価を受ける。アメリカではロサンゼルス室内管弦楽団などと共演し、41の州で演奏している。

活動

他分野の芸術との共演も多い。

  • アメリカン・バレエ・シアターと共演し、「マリンバ」というバレエをニューヨークで公演した。
  • パブロ・ネルーダの詩に基づく作品を委嘱初演し、ニューヨーク、イギリス、日本で公演を行った。
  • 枕草子プロジェクト」など古典的な日本のエッセイに基づく作品も制作している。

名倉のために作品を書いている作曲家には、フィリップ・ラッサー英語版カルロス・サンチェス・グティエレス英語版ケビン・プッツ英語版ケンジ・バンチ英語版ジェイソン・エッカート英語版ベンジャミン・C・S・ボイル英語版などがいる。

受賞歴

教育活動

後進の育成に力を入れており、イーストマン音楽学校英国王立音楽院、香港演芸学院、ソウル国立大学など世界各地でマスタークラスやワークショップを開催。日本では、京都市立芸術大学で六年間にわたり教鞭を執った。

ディスコグラフィー

  • 2001年 - 「Ritual Protocol」(American Modern Recordings)
  • 2003年 - 「田辺恒弥:マリンバ作品集」(Tsuneya Tanabe Marimba Works)(ALM Records)
  • 2004年 - 「Triple Jump」(American Modern Recordings)
  • 2008年 - 「Bach Beat」(American Modern Recordings)
  • 2012年 - 「Wood and Forest」(American Modern Recordings)
  • 2016年 - 「Bach Beat II」(ナクソス・ジャパン)
  • 2018年 - 「Tears and Prayers」(オクタヴィア・レコード
  • 2020年 - 「Bach Parallels」(Evosound)

出演

著作

  • マリンバのための編曲作品集、「Bach Chorales」「Concert Favorites」- Kazenone Music Publications

脚注

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