同期式リラクタンスモータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 07:10 UTC 版)
「リラクタンスモータ」の記事における「同期式リラクタンスモータ」の解説
同期式リラクタンスモータは固定子と回転子の数が同じである。回転子の出っ張りは内部のフラックス"障壁"の導入によって整列する。通常極の数は4と6である。 回転子は同期速度で運転され、回転子内には電流は流れず、それ故に回転子における損失は誘導モータよりも少ない。 一度、同期速度で回転を始めれば同期モータは正弦波電圧で運転できるが、速度制御は周波数変換機が必要である。 2020年(令和2年)11月26日には、三菱電機が世界初となる鉄道車両向け同期式リラクタンスモータとその制御技術を開発したと発表した。定格出力200kW級、最大出力450kW級で、既存の誘導モータと比較して損失を50%削減するという。東京メトロの車両に搭載して、2021年3月から夜間走行試験にて実車での性能評価を行われ、2021年3月24日から2021年4月14日まで、計 12 夜間の試験を実施し、『鉄道用「同期リラクタンスモーターシステム:SynTRACS」が実際の鉄道車両で運用可能であることを確認した』と、東京メトロが発表した
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