同期型メディアと非同期型メディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:28 UTC 版)
「メディア (媒体)」の記事における「同期型メディアと非同期型メディア」の解説
情報の送信側と受信側の時間的なギャップに注目した場合、送信のタイミングとそれが閲覧されるタイミングがほぼ一致するものを「同期型メディア」、そうでないものを「非同期型メディア」という。例えば手紙・新聞・書籍といった紙媒体は非同期型であり、電話やテレビ放送は同期型であるといえる。インターネットは同期型・非同期型の両方の形態が存在し、チャットやインスタントメッセンジャーは同期型であるが、ブログ・電子掲示板などは非同期型といえる(ただし電子掲示板に常駐して新規の投稿がないかを強迫的に確認し続けるような利用の仕方をしていれば同期的といえる)。 批評家・社会学者の濱野智史は、単純な「同期」「非同期」の区分で論ずるのは難しいソーシャルウェアが登場しているとして、「擬似同期」(システム設計によってリアルタイム性を仮想的に実現しているニコニコ動画)や「選択同期」(非同期的に状態からユーザーの自発的な選択により一時的に同期的になるTwitter)といった用語を導入している。
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