同期演奏の方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/15 19:20 UTC 版)
自動演奏装置を同期しようとする試みは、それらの楽器が出現するときから存在していた。ごく初期ではテンポの同期ではなく、1音1音の同期という考え方も存在した(ステップ同期)。 殆どの自動演奏装置は、自身が持つクロックジェネレーターの周波数をカウントする事でテンポを決めている。このクロック周波数を上げるとカウントが速まりテンポが上がると言う事である。ということは、ある自動演奏装置のクロック周波数を受け側の自動演奏装置に与えてやり、自身のクロックジェネレーターを無視できるとすれば、スタートポイントさえ合っていれば同期演奏が理論的には可能だと言う事である。 ローランド社では1拍を24カウントとしており、それがSync24の元となる。 Sync信号は、受け側機材がカウントしやすいようにFSKと呼ばれる信号が使われていた。1.2kHz 2.4kHzの信号が交互に出力されており、この1サイクルが1クロック(1カウント)を表していた。これは音声として聞き取る事が出来る信号で、日常生活で一番近いのはFAXの送受信で聞かれるピーガー音のガーの部分である。
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