同じ記号が別の写本等に使用されている事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:56 UTC 版)
「源氏物語における写本記号」の記事における「同じ記号が別の写本等に使用されている事例」の解説
「三」 「源氏物語大成」では現在日本大学に所蔵されている三条西家本に使用されているが、「源氏物語別本集成」では宮内庁書陵部に所蔵されている三条西家本に使用している。 「絵」 「源氏物語別本集成」では源氏物語絵巻絵詞であるが版本「絵入源氏物語」を指している例がある。 「玉」 「河内本源氏物語校異集成」及び「新編日本古典文学全集源氏物語」では 鹿児島大学付属図書館玉里文庫蔵本であるが、「源氏物語別本集成」では国冬本2として採録された天理図書館蔵国冬本の玉鬘後半部分に綴じられた紅梅後半部分のことである。 「家」 「源氏物語大成」では静嘉堂文庫蔵伝藤原家隆筆本のことであるが、「河内本源氏物語校異集成」では國學院大學図書館蔵 (花宴)及び彦根城博物館蔵 (明石)の伝藤原為家筆本のことである。 「為」 「源氏物語大成」及び「源氏物語別本集成」では尊経閣文庫・静嘉堂文庫蔵伝藤原為家筆写本のことであるが、「源氏物語別本集成 続」では天理図書館蔵伝二条為明筆本のことである。 「高」 「源氏物語大成」では高野辰之蔵伝二条為藤筆本のことであるが、「源氏物語別本集成」及び「源氏物語別本集成 続」では高松宮家本源氏物語のことである。 「中」 「源氏物語別本集成」では若紫、鈴虫、幻の3帖については 中山本のことであり、若菜上、若菜下、橋姫、総角、早蕨の5帖については中京大本のことである。また「河内本源氏物語校異集成」では中山本のことである。 「天」 「源氏物語別本集成 続」では天理河内本源氏物語のことであるが、「河内本源氏物語校異集成」では天理図書館蔵甘露寺親長筆本(梅枝)及び天理図書館蔵伝藤原為家筆本(蓬生)のことであり、新全集では天理図書館蔵伝二条為氏筆本 (東屋)のことである。 「東」 「源氏物語別本集成」では東京大学本源氏物語のことであり、「源氏物語別本集成 続」では阿仏尼本とされている東洋大学図書館蔵本(帚木)のことであり、「河内本源氏物語校異集成」では(少女・玉鬘)のみの東洋大学図書館蔵本のことである。
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