合併計画及び企業分割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 08:10 UTC 版)
「アーンスト・アンド・ヤング」の記事における「合併計画及び企業分割」の解説
1997年9月、プライス・ウォーターハウス(Price Waterhouse)とクーパーズ&ライブランド(Coopers & Lybrand)が合併しプライスウォーターハウスクーパース(PwC)が誕生することが発表された。これに刺激を受けたEYは同年10月、KPMGと世界事業を合併し世界最大の会計・プロフェッショナルサービスファームを作る計画を発表した。外部コンサルタントにより、合併後の名は両ファームのロゴにちなみ「BlueBox」とする提案もなされた。しかし、顧客の反対・独占禁止法の問題・コスト問題や異なる企業文化の統合の問題などから、1998年2月に計画は霧散した。 1980年代および1990年代にEYはじめ会計大手はコンサルティング部門の拡大に相当な力を注いだ。これに対し証券取引委員会(SEC)や投資家たちは、会計事務所内のコンサルタント部門と監査部門で利益相反が起こる可能性を指摘し始めた。2000年5月、EYはコンサルティング部門を当時の五大会計事務所(ビッグファイブ)の中で最初に全面的に切り離し、フランスのコンサルタント企業キャップジェミニに110億ドルで売却した。 2002年、ビッグファイブの一角だったアーサー・アンダーセンが不祥事で消滅すると、EYはアメリカ・イギリス・オランダ以外の業務の多くを合併した。
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