各国の適用範囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/08 04:12 UTC 版)
日本では平均海面から14,000フィート未満でQNHを使用し、それ以外の場合はQNEを使用するよう定められており、アメリカとカナダでは18,000フィートを境としている。 欧州ではTAが国ごとに異なり、3,000フィートと低く設定されていたり、同一国内でも地域によってTAが変わったりする場合がある。さらに、複数の国で下降時のTLを可変としており、そのときのQNHによって各ATCが航空機に指示することとしている。欧州では域内のTAを統一するための検討が続けられている。 下表に国別の転移高度(TA)および転移レベル(TL)の例を示す。 表1 国別の転移高度(TA)および転移レベル(TL)国TA (フィート) TL日本 14,000 (QNH適用空域外ではQNE) アメリカ 18,000 (QNH適用空域外ではQNE) カナダ 18,000 (QNH適用空域外ではQNE) ニュージーランド 13,000 FL150 イギリス 通常3,0005,000 (リバプールやマンチェスター等付近)6,000 (ロンドン付近) QNHによって可変(そのため各ATCが指示する) オランダ 3,000 QNHによって可変 デンマーク 3,000 または5,000 (コペンハーゲン付近) QNHによって可変 ドイツ 5,000 QNHによって可変 ベルギー 4,500 QNHによって可変 東南アジアの多く 11,000 FL130 香港 9,000 FL110 中国 主に3,000m FL3,600m
※この「各国の適用範囲」の解説は、「フライト・レベル」の解説の一部です。
「各国の適用範囲」を含む「フライト・レベル」の記事については、「フライト・レベル」の概要を参照ください。
- 各国の適用範囲のページへのリンク