古里1号機の廃炉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 20:37 UTC 版)
「古里原子力発電所」の記事における「古里1号機の廃炉」の解説
2015年6月12日に産業通商資源部から、老朽化や福島第一原子力発電所事故、国内原発の不祥事などを理由とした古里1号機の廃炉勧告を受け、韓国水力原子力は6月16日、1号機の運転を認可期限が切れる2017年6月をもって停止し、廃炉とする事を決定した。韓国国内の原子力発電所としては廃炉第1号となる。これを受けて2017年6月9日、大統領直属の韓国原子力安全委員会が古里1号機の廃炉を許可し、運転停止予定は6月19日午前0時と決まった。 19日開かれた運転停止記念式典で、文在寅大統領は原発政策の再検討(新設計画の白紙化と、古い原発の廃止や稼働延長停止)を表明。これを受けて韓国水力原子力(韓水原)は2017年7月14日、新古里原発5、6号機建設工事の一時停止を決めた。 2018年時点の廃炉スケジュールでは、撤去開始可能時期は2022年6月以降、使用済み核燃料棒搬出完了時期は2025年12月、解体完了時期は2032年12月となっている。ただし韓国では、高レベル放射性廃棄物の処分場建設など廃炉関係でクリアにされていない問題も多く、長引くことも予想されている。
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