古人類は屍肉食いであったか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 23:20 UTC 版)
「腐肉食」の記事における「古人類は屍肉食いであったか」の解説
米国はユタ大学のデニス・ブランブル(Dennis Bramble)とハーバード大学のダニエル・リーバーマン(Daniel Lieberman)は2004年、初期人類は、動物遺体から屍肉を集め、石を使って骨を割り、栄養価の高い骨髄を得ることを生息手段とする、一種の腐肉食動物であったとの仮説を提唱した。人類は競合者に先駆けて動物遺体を手に入れるため、発汗による高い体温調整能力を始めとし、弾性のあるアキレス腱や頑丈な脚関節といった「速いピッチでの長距離移動の能力」を進化させ、広い地域を精力的に探し回る者として特化したとするものである。このような適応の傾向と栄養価の高い食物が大きな脳の発達を可能にしたのではないかと説いた。また別のアプローチから、やはり人類の祖先は骨髄を食べていたことを示唆する2003年発行の文献もある[信頼性要検証]。
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