取調べ・自供
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 13:41 UTC 版)
「林郁夫 (オウム真理教)」の記事における「取調べ・自供」の解説
警視庁に移送された林は取り調べにおいて「警察とオウム真理教との戦いだ」と発言し、断食を宣言するなどの戦闘的姿勢があった。林は重要人物だとみなされておらず、取調べに当たったのは警視庁第三機動捜査隊からの応援で捜査第一課に来ていた警部補と部長刑事であった。もともと暴力団捜査の担当が長いこの警部補はオウム問題に詳しい滝本太郎弁護士の元を何度も訪れ、洗脳状態にある信者に対する接し方などのアドバイス(麻原を呼び捨てにしない、医師であった林に対しては「先生」と呼ぶ等)を受けて、独自の方法で取り調べを行っていた。林は「先生という呼び方はやめてほしい。私はもう医師ではない。そんな風に思われるのは面はゆい」と拒んだが、「実際にあなたは人の命を救ってきた。立派な仕事をされてきたので敬意を込めて呼ばせてもらいます」と取調べ中は常に林は「先生」と呼ばれ続けていた。後の自供は「オウムが解体された後の信徒たちを救ってほしい」との求めに応じたものであった。なお、後に林は法廷において弁護人から「先生」と呼ばれたときに「私は先生じゃないから」と感情を顕にしている。
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