原田覚一郎杯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/23 13:29 UTC 版)
開始年 | 1997 |
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主催 |
日本大学グライダー部 青山学院大学航空部 東海大学航空部部 千葉工業大学航空部 関東学院大学航空部 学習院大学航空部 中央大学航空部 |
チーム数 | 7チーム |
前回優勝 |
団体:日本大学グライダー部 個人:北信哉 (中央大学) |
最多優勝 | 日本大学グライダー部 |
公式サイト | |
原田覚一郎杯公式サイト |
原田覚一郎杯(はらだかくいちろうはい)とは、例年8月上旬から中旬にかけて埼玉県熊谷市の妻沼滑空場で行われる学生によるグライダー競技の大会である。略称は原杯、通称は「原田杯」とも。英文名称はHarada Kakuichirou Cup。主催は参加する6校が持ち回りで担当し、日本滑空協会、日本学生航空連盟、埼玉県熊谷市の後援で行われる。大会催行形態は、競技飛行と訓練飛行を並行して行う他に類を見ないスタイルを執っている。
概要
長年に渡り学生グライダー界に尽力した教官、原田覚一郎の名を冠している。初開催は原田と特に縁の強かった日本大学、関東学院大学、東海大学、千葉工業大学の4校の提案によるもので、1997年の夏に行われた。
競技飛行と訓練飛行の調和が図られており、関東大会や全国大会の様に限られた選手のみでない、全員参加型の大会という特徴がある。
原田覚一郎
日本における学生グライダーの世界を開拓した。日本学生航空連盟の教官として、妻沼訓練所長・教育訓練部長を歴任し、グライダーと共に歩いた60年もの月日を、学生グライダー界の開発・発展に捧げた。原田杯第5回大会の直前に逝去している(享年89)。
著書
- 『グライダー操縦の基礎』 1968年 鳳文書林
- 『大空はわが恋人』 1970年 風林書房
- 『グライダー整備マニュアル』 1975年 鳳文書林
表彰
- 「航空功労者」運輸大臣表彰 1964年
- 黄綬褒章 1968年
- ポール・ティサンディエ賞 1985年
原田覚一郎杯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/19 03:53 UTC 版)
「日本大学グライダー部」の記事における「原田覚一郎杯」の解説
妻沼を開拓し、学生グライダーの礎を築いた原田覚一郎教官の偉業を讃え、開催される記念大会である。この大会は、同教官とつながりのあった日本大学、青山学院大学、中央大学、関東学院大学、東海大学、学習院大学の6校で執り行われる。1997年に初開催され、2018年で22回目の大会を迎える。(初開催時は、千葉工業大学を含む6校が参加していた。現在は同校に替わって中央大学が参加し、構成されている。)同大会は、訓練飛行と競技飛行を並行して行う、他に類をみないスタイルで運営されている。これは原田教官の遺志に沿うもので、訓練生の技量向上にも目を向けており、各校の全部員の技量向上が計られる。また、大学間の交流の場ともなっており、大会期間の中日には、合同の会食会を行い、大学の垣根を超えた交流を促進している。
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