原作・史実との相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:43 UTC 版)
「ブラックホーク・ダウン」の記事における「原作・史実との相違点」の解説
登場する兵士のモデルになったアメリカ陸軍兵士ジョン・ステビンズは、2000年6月、12歳未満の少女(6歳の実の娘)を強姦した罪で懲役30年を言い渡され服役となったが、軍はこの事実を隠すため原作者マーク・ボウデンにキャラクター名を変えるように圧力を掛けていた。その結果、役名が「ジョン・グライムズ」と変わっている。ボウデンの自著では「変わった男だった。獣や狂人のように踊り回り戦っていた。」と名指しで描写されていた。 装備の質でも将兵の錬度でもアイディード派民兵を上回り、劇中前半にてアイディード派の要人の身柄確保に成功したはずのアメリカ陸軍が、「短時間で終わるはずの作戦が、長時間に及ぶ泥沼の市街地戦へと化した」という状況へ呑まれることについて、劇中では「アメリカ陸軍内に、白昼の内に攻撃を仕掛けるのが危険だと訴える者がいるが、作戦が実行に移される」と、「アメリカ陸軍が駐屯基地から出撃する様子をアイディード派民兵が遠巻きに監視しており、携帯電話で仲間に連絡をする」というシーンがあり、数ではそれなりの規模を有する民兵側がアメリカ陸軍に対して素早くかつ的確に動いて苦戦を強いるに至った理由付けがされている。 劇中の米軍兵士のヘルメットには、その兵士の名前が書かれているが、当時も現在もアメリカ軍ではそのようなことを行っていない。その事実を指摘されつつもリドリー・スコットは、装備がほぼ同じで顔が隠れるヘルメットをかぶっている各兵士たちキャラクターを観客が見分けられやすいよう、ヘルメットに名前を書かせた。
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