占星術と十二次
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 03:28 UTC 版)
中国古代占星術に分野説がある。分野とは地上の州・郡・国と天上の区画が対応し、天上で起こった天体現象によってその位置に該当する地上の地域の吉凶を占うといったものである。古くは戦国時代に見られ『春秋左氏伝』には木星の十二次の位置で地上の国の吉凶を占う例がある。以後、十二次による分野と二十八宿による分野があったが、後には互いに関連づけられるようになった。以下は『晋書』天文志・十二次度数にある十二次の分野である。 寿星 - 鄭・兗州 大火 - 宋・豫州 析木 - 燕・幽州 星紀 - 呉越・揚州 玄枵 - 斉・青州 娵訾 - 衛・并州 降婁 - 魯・徐州 大梁 - 趙・冀州 実沈 - 魏・益州 鶉首 - 秦・雍州 鶉火 - 周・三河(河東・河内・河南三郡) 鶉尾 - 楚・荊州
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