単項演算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/28 22:55 UTC 版)
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単項演算とは、数学で、被作用子(オペランド)が一つだけであるような演算(つまり、入力が一つの演算)のこと。
たとえば、論理否定は真理値に対する単項演算であり、自乗は実数に対する単項演算である。階乗 n! も単項演算である。与えられた集合 S に対する単項演算は、関数 S→S に他ならない。
プログラミング言語においても、単項演算子のある言語もある。C言語の例を挙げる。
- インクリメント:
++x
,x++
- デクリメント:
--x
,x--
- アドレス:
&x
- 間接演算:
*x
- 正の単項演算:
+x
- 負の単項演算:
-x
- ビット単位否定:
~x
- 論理否定:
!x
- Sizeof:
sizeof x
- Sizeof:
sizeof(型の名前)
- 型変換:
(型の名前)オペランド
なお、「関数を返す関数」というような「高階関数」があるような系であれば、2以上の任意の引数個を持つ演算(関数)は、単項演算にすることができる(カリー化)。
関連項目
単項演算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 23:02 UTC 版)
単項演算、つまり集合 X から X への写像 f が、X のいかなる元 x についても f ( f ( x ) ) = f ( x ) {\displaystyle f(f(x))=f(x)} を満たすとき、f は冪等であるという。これを写像の合成 ∘ で表すと f ∘ f = f {\displaystyle f\circ f=f} となる。つまり、X 上の冪等単項演算とは、X からそれ自身への写像全体のなす集合 XX における、合成 ∘ に関して(上記、二項演算に対する意味で)冪等な元のことである。
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