単体としての用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 10:13 UTC 版)
バリウム単体の用途として最も重要なものに、テレビのブラウン管のような真空管内に痕跡量残存した最後の酸素やその他のガスを取り除くゲッター(英語版)としての用途があったが、この用途はブラウン管を使わない液晶テレビやプラズマテレビの普及によって、姿を消しつつある。他の単体バリウムとしての用途は小規模であり、アルミニウム-ケイ素合金であるシルミンの結晶構造を安定化させるための添加材として用いられるように、以下のような合金への添加材としての用途が挙げられる。 耐クリープ性を増加させるための鉛スズ合金(はんだ)への添加 接種材としての鋼鉄や鋳鉄への添加 高純度鋼の脱酸材としてのカルシウム、マンガン、ケイ素、アルミニウム合金への添加 自動車の点火装置に用いられるバリウム-ニッケル合金。
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