南武線との車両交換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 00:23 UTC 版)
「小田急1600形電車」の記事における「南武線との車両交換」の解説
1944年に戦時買収により国有化された南武線は、買収後、建築限界・車両限界が小さかったため、引続き旧南武鉄道の電車で運行されていたが、1945年の空襲の被害もあって稼働車両数が減っていたおり、限界の拡大工事が実施されていたが、特に線路上高圧線の鉄塔の建替えなどに手間がかかったため、1947年まで旧省電が使用できず、旧青梅電気鉄道の車両も使用されていた。そこで1947年5月には南武線の限界拡大までの輸送力増強用として東京急行電鉄から南武線に1600形および当時1600形の制御車であったクハ1315を貸出し、同数の旧省電を東京急行電鉄が借入れる旨の協定が成立し、1947年5月に車両の交換が以下の通り行われ、以降車両を入替えながら運用されて同年10-11月に順次返却されている。 東京急行電鉄からの貸出デハ1602(6月車両交換)→デハ1603(7月車両交換)→デハ1602(10月返却) デハ1604(6月車両交換)→デハ1605(7月車両交換)→デハ1604(10月返却) デハ1607(10月返却) デハ1608(10月返却) クハ1651(10月返却) クハ1315(10月返却) 東京急行電鉄の借入モハ50010(6月車両交換)→モハ60077(11月返却) モハ50026(10月返却) モハ50123(10月返却) モハ31016(10月返却) クハ65079(10月返却) クハ65142(10月返却) クハ65146(10月返却)
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