南極点到達競争の勃発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 02:48 UTC 版)
「ロバート・スコット」の記事における「南極点到達競争の勃発」の解説
1910年6月1日、スコットはテラ・ノヴァ号にて第2回南極探検に出発する。この探検には8,000名の希望者から選抜された33名の上陸隊員が参加し、南極の科学的探査を行うと共に、世界初の南極点到達を目標としていた。 同年ロアール・アムンセン率いるノルウェー隊は、北極点到達がロバート・ピアリーの米国隊により達成されたことを知り、目標を南極に変更。 10月12日、オーストラリアのメルボルンに、10月27日にはニュージーランドのウェリントンに到着。ここで、ノルウェーのアムンセン隊も南極点到達を目指すことを知る。なお、スコット本人は資金調達のため別行動を取った。両隊とも、1911年1月には南極大陸に上陸し、翌夏の南極点到達を目指し、デポ(前進基地)の建設等準備を進めた。この冬の段階で、すでに馬は10頭まで減っている。 また、ウィルソンやキャンベルを中心に学術調査も行われた。
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