午前0時のレシピ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:11 UTC 版)
「真夜中のパン屋さん」の記事における「午前0時のレシピ」の解説
関連事象:メロンパン、チョココロネ Open 首都高と国道246号が交わる界隈にあるパン屋「ブランジェリークレバヤシ」は、23時から前29時(明け方5時)までの真夜中の6時間だけ開店している。店をオープンして半月ほど経ったある夜、オーナーの暮林陽介の妻・美和子の腹違いの妹を名乗る篠崎希実という女子高生が突然押しかけ、しばらく店に置いて欲しいと言ってきた。 Fraisage-材料を混ぜ合わせる- 「ブランジェリークレバヤシ」で暮らすことになった希実だが、新学期が始まった高校でも中学のときから続くイジメを受けていた。 Pétrissage & Pointage-生地捏ね&第一次発酵- 「ブランジェリークレバヤシ」開店前に現れた少年は店のパンを勝手に持ち去ろうとしたため、希実は万引きと思い、追いかけて店に連れ戻す。少年は水野こだまと名乗った。 Division & Détente-分割&ベンチタイム- 「ブランジェリークレバヤシ」のデリバリーサービスを利用する脚本家の斑目を希実は気味悪がっていた。 Façonnage & Apprêt-成形&第二次発酵- ニューハーフのソフィアは店も家も失って、ホームレスになってしまい、少し前から「ミケ」と呼んでいる正体不明の若い女とダンボールハウスで暮らしていた。あるとき、「ブランジェリークレバヤシ」の割引チラシを受け取ったソフィアは、すぐさま店へと出向く。それからはイートインの客として足繁く通うようになり、店の面子とも親しくなっていった。一方こだまは店には入り浸るものの、家で織絵の帰宅を待つ暮らしを続けていたが、小学校では例年は断っていた家庭訪問を避けられない事態に陥っていた。母親の不在が公になれば家に居られなくなってしまうこだまのために、ソフィアが母親の振りをして家庭訪問を受けることになった。店の皆も手伝い、替え玉はまんまと成功する。しかしその帰り、男性としての自分を知る昔の知人に、すぐに正体が気づかれてしまったことで、ソフィアは自分が女として誰かに幸せを与えることは一時の魔法に過ぎないと落ち込んでしまう。暮林は、魔法がかけられるだけの素が自身にあるのだからと慰め、励まされたソフィアは脱ホームレスを決意し、ねぐらに戻ると、替え玉計画中に正体が判ってしまった「ミケ」こと織絵に、こだまの元に帰るようにうながすのだった。。 Coupe-クープ- 斑目からこだまの母らしい女を夢違観音で見かけたと聞いた希実は夢違観音に探しに行く。 Cuisson avec buée-焼成- 織絵は家に戻ってきたが、今度はこだまが姿を消してしまい、「ブランジェリークレバヤシ」の面々はこだまの実父の家へと出かける。
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