千代の香TO-No3号【チヨ ノカオリ テイオ ナンバサン ゴウ】(草花類)
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登録番号 | 第15346号 |
登録年月日 | 2007年 3月 22日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | 千代の香TO-No3号 よみ:チヨ ノカオリ テイオ ナンバサン ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 吉田一義 | |
品種登録者の住所 | 石川県小松市長田町リ21番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 武内善助 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、長野県在来種に「集円」を交配して育成されたものであり、花はセパルの色が中央部は濃黄緑、周縁部は淡黄で花色の境界は明瞭、ペタルの色が中央部は明黄緑、周縁部は淡緑黄で花色の境界は明瞭で濃紫赤色の斑点及び暗紫赤色の条線が入る、リップは台形で中央部の色が淡橙黄、周縁部は黄白、花色の境界は不明瞭で濃紫赤色の条線が入る春蘭である。草型及びぎ球茎の大きさはかなり小、縦断面の形は卵形、横断面の形は円形である。葉数はかなり少、葉の長さは短、幅は極狭、葉形は線形、先端の形は鋭形、対称性は対称、緑色程度は中である。花序の型は単頂、花茎の長さはかなり短、太さはかなり細、向きは直上である。咲き型は部分抱・平咲、花の縦径は短、横径は狭、香りは弱、ドーサル・セパルの縦径は短、横径はかなり狭、正面の形は倒卵形、先端の形は鋭形、ラテラル・セパルの縦径は短、横径はかなり狭、正面の形は倒卵形、先端の形は鋭先形、ペタルの縦径はかなり短、横径はかなり狭、正面の形は長楕円形、先端の形は鋭形である。リップの縦径はかなり短、横径はかなり狭、正面の形は台形、縦断面の形はⅥ型、先端の形は鈍形、周縁の波打ち及び反転は無又は微である。全体的な花色は緑系、セパルの中央部の色は濃黄緑(JHS カラーチャート3507)、周縁部の色は淡黄(同2503)、花色の境界は明瞭、ペタルの中央部の色は明黄緑(同3504)、周縁部の色は淡緑黄(同2702)、花色の境界は明瞭、斑点の大きさは中、色は濃紫赤(同9709)、暗紫赤(同9710)の条線が入る、リップの中央部の色は淡橙黄(同2202)、周縁部の色は黄白(同2201)、花色の境界は不明瞭、濃紫赤(同9709)の条線が入る。開花期は春咲である。長野県在来種と比較して、セパルの周縁部の色が淡黄であること、ペタルの周縁部の色が淡緑黄であること、リップに条線が入ること等で、「集円」と比較して、リップの縦断面の形がⅥ型であること、セパルの周縁部の色が淡黄であること、ペタルの周縁部の色が淡緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和59年に育成者の温室(富山県高岡市)において、長野県在来種に「集円」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を行い、平成10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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