北アメリカへの拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:37 UTC 版)
「ヌエバ・エスパーニャ」の記事における「北アメリカへの拡大」の解説
16世紀を通して、中央アメリカおよび北アメリカに数々のスペイン人の町が建設された。1568年から1587年の間に、スペインは現在のアメリカ合衆国南部のジョージアやサウス・カロライナへのキリスト教宣教活動を行なっている(これらの地域は17世紀にイギリスのジョージア植民地とサウスカロライナ植民地となる)。これは現在のフロリダでは一部成功し、セントオーガスティン(1565年)が設立された。これは、現在のアメリカ合衆国の中ではヨーロッパ人によって最も古くに設立された街である。 さらに領土を拡大するため、フランシスコ・バスケス・デ・コロナドによるアメリカ合衆国南西部の探検(1540–1542年)、フアン・ロドリゲス・カブリリョによる太平洋岸の探検(1542–1543年、この探検では初めてヨーロッパ人としてカリフォルニアを見つけた)、そしてルイ・ロペス・デ・ビリャロボスによるスペイン領東インドの探検(1542–1543年)が行われた。これらのエリアは、ニュー・スペイン副王の直轄地となった。スペイン人はさらにヌエボ・メヒコ州の領土拡大を行い、主要な都市としてサンタフェ(1607年)が設立された。 宣教活動と軍事力による北アメリカの入植は、スペイン人による都市建設の原動力となった。
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