包構えとは? わかりやすく解説

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つつみ‐がまえ〔‐がまへ〕【包(み)構え】

読み方:つつみがまえ

漢字の構(かま)えの一。「勺」「包」などの「勹」の称。


勹部

(包構え から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/09 17:30 UTC 版)

康熙字典 214 部首
力部 勹部 匕部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

勹部(ほうぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では20番目に置かれる(2画の14番目)。

概要

勹部には「勹」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。

字源としては、「包」「匍」「」「」「勺」「匁」「勿」に含まれる「勹」はすべて異なる起源から生まれた筆画形状である。「旬」「句」は勹部に属さず日部口部に属する。「包」における「勹」は子を抱く人、「匍」「匐」における「勹」は伏せた人を意味する。「勺」「勿」は象形文字で、「匁」と共に伏せた人や「包」の略体としての「勹」とは字源上関係なく、楷書の筆画上便宜的に「勹」を抽出しているだけである。

部首の通称

  • 日本:つつみがまえ
  • 中国:包字頭
  • 韓国:쌀포몸부(ssal po mom bu、つつむ勹のの部)
  • 英米:Radical Wrap

部首字

後代の辞書に残る「勹」という文字は、「包」の略体である。「包」という字自体は人が子を抱く様子を象る[1]

例字

脚注

  1. ^ 謝明文 「釈甲骨文中的“抱”――兼論“包”字」 『中国書法』2015年第22期 131-135頁。
    蔣玉斌 「殷商文字与戦国文字互証両例」 “戦国文字研究的回顧与展望”国際学術研討会、2015年12月13日。


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