効果があるとする報告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/27 04:43 UTC 版)
「セント・ジョーンズ・ワート」の記事における「効果があるとする報告」の解説
コクランレビューによる2008年の報告は以下のように結論している。 うつ病患者に対して偽薬群より優れた効果を示す。 標準的な抗うつ薬と同等に効果がある。 標準的な抗うつ薬と比較して副作用が小さい。 なお以下の点が解釈を複雑にしていると記されている。 厳密な臨床試験では偽薬群に対する優位性が、より質の低い臨床試験に比べ小さくなること セント・ジョーンズ・ワートに効果があるとする報告がほぼドイツ語圏からの報告であること 1996年の初期のメタアナリシスでは、セント・ジョーンズ・ワートの抽出物は軽症から中等症のうつ病に対して偽薬より有意に有効であると報告された。この研究は、23個のより小規模な先行研究をメタアナリシスしたものである。 このメタアナリシスは、後に27の研究を含めるように改訂され、コクランレビューへ掲載された。この改訂されたレビューはセント・ジョーンズ・ワートの抽出物は偽薬に有意に勝り(率比2.47: 95%信頼区間1.69から3.61)、標準的な抗うつ薬と同等の有効性であるとした(単独使用 1.01:0.87 から 1.16、複合使用1.52:0.78から2.94) 。 包含する研究をより厳密な基準により選んだ1999年の別のメタアナリシスでは、セント・ジョーンズ・ワートは偽薬より効果があり(奏功率73.2 対 37.9%、 相対危険率 1.48: 95% 信頼区間 1.03–1.92)、三環系抗うつ剤と同等の効果がある一方で、悪影響が少ないことを見いだした(64 対 66.4%, 相対危険率 1.11 95% 信頼区間 0.92–1.29) 。1998年と1999年の2つの(大規模な)多施設平行研究でも、偽薬以上の有効性、標準的抗うつ剤と同等の効果、より少ない副作用などを示している。
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効果があるとする報告
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「セイヨウオトギリ」の記事における「効果があるとする報告」の解説
コクランレビューによる2008年の報告は以下のように結論している。 うつ病患者に対して偽薬群より優れた効果を示す。 標準的な抗うつ薬と同等に効果がある。 標準的な抗うつ薬と比較して副作用が小さい。 なお以下の点が解釈を複雑にしていると記されている。 厳密な臨床試験では偽薬群に対する優位性が、より質の低い臨床試験に比べ小さくなること セント・ジョーンズ・ワートに効果があるとする報告がほぼドイツ語圏からの報告であること 1996年の初期のメタアナリシスでは、セント・ジョーンズ・ワートの抽出物は軽症から中等症のうつ病に対して偽薬より有意に有効であると報告された。この研究は、23個のより小規模な先行研究をメタアナリシスしたものである。 このメタアナリシスは、後に27の研究を含めるように改訂され、コクランレビューへ掲載された。この改訂されたレビューはセント・ジョーンズ・ワートの抽出物は偽薬に有意に勝り(率比2.47: 95%信頼区間1.69から3.61)、標準的な抗うつ薬と同等の有効性であるとした(単独使用 1.01:0.87 から 1.16、複合使用1.52:0.78から2.94)。 包含する研究をより厳密な基準により選んだ1999年の別のメタアナリシスでは、セント・ジョーンズ・ワートは偽薬より効果があり(奏功率73.2 対 37.9%、相対危険率 1.48: 95% 信頼区間 1.03-1.92)、三環系抗うつ剤と同等の効果がある一方で、悪影響が少ないことを見いだした(64 対 66.4%, 相対危険率 1.11 95% 信頼区間 0.92-1.29)。1998年と1999年の2つの(大規模な)多施設平行研究でも、偽薬以上の有効性、標準的抗うつ剤と同等の効果、より少ない副作用などを示している。
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