創作物に登場する指紋
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『007 ダイヤモンドは永遠に』Qが開発した指紋シールでジェームズ・ボンドが照合を逃れるシーンが登場する。 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉の指紋は四角形で、この世でただ一人の指紋という事になっている(四角い指紋は実在する)。 三重渦状紋(さんじゅうかじょうもん):一つの指紋の中に三つの渦が巻かれているという想像上の指紋。江戸川乱歩が推理小説『悪魔の紋章』において創作した。北園龍子という女性の指だけに存在する事になっている。乱歩の影響を受けた次の作品にも登場する。テレビ朝日系『土曜ワイド劇場』江戸川乱歩の美女シリーズ第3作「死刑台の美女」 『怪盗どくろ指紋』横溝正史による昭和15年のジュブナイル短編。タイトルの「どくろ指紋」というのは3つの渦(上に2つ、下に1つの渦)がどくろの目と口に見えるからという物。 深堀骨作『アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記』 道満晴明作『魔術師と呼ばれた男』 推理小説においても指紋は探偵が犯人を突き止める有力な手がかりとして登場することが多い。最初に指紋を利用した推理小説はマーク・トウェインの『まぬけのウィルソン』といわれる。1907年にはオースティン・フリーマンが指紋偽造を扱った作品『赤い拇指紋』を発表し警察関係者からも注目された。 『セブン (映画)』ではビクターの手を切り落としてその指紋で警察にメッセージを残す。さらに犯人は自身の両手の指の皮を全て剥いでいる。
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